太る原因と対策法ドットコムTOP > 痩せるコツって何? > 体重が減らない理由とは?

体重が減らないのはなぜ?

体重が減らないという人がいます。
運動しても、また食べてないのに体重が減っていかないわけです。

まず体重が減るとは、どういうことでしょうか?
普通は、減量=脂肪の減少と考えがちです。しかし、実際は骨量が低下していたり、筋肉が落ちていたりすることがあります。そのほか水抜きダイエットでは、単に水分を排出しているに過ぎなかったりします。また、便秘が解消すれば、便の分だけ体重が減るでしょう。

人間の体は62パーセントが水分です。
ですから水はけをよくしたりして、むくみが解消されるだけで数キロ減量できたりします。しかし、これはダイエットの目的ではありません。ダイエットは脂肪を落とすことが目的なわけです。しかし、なかなか体重が減らないという女性は、モチベーションを上げるために、まずは浮腫みを解消するのもいいかもしれません。

女性の場合は、生理中は黄体ホルモンであるプロゲステロンの分泌が盛んになります。そうすると体に水分を溜め込みやすくなるため、2キロ前後の体重増加は普通に起こります。これは脂肪の増加ではないので、生理が終わってエストロゲンが優位になれば、浮腫みが解消されて体重が落ちてきます。

ダイエットにおいては、体重が減らないと心配する必要はありません。
たとえば脂肪が増えているのではなく、筋肉が増えているために体重が減らないことがあります。脂肪はちゃんと減っていても、筋肉が同時に増えている場合、体重に変化がなかったりします。これは筋肉量の増加により、基礎代謝量が増えている証拠ですから、むしろ喜ばしいことです。

基礎代謝が増えれば、たくさん食べても太りづらくなります。
太る原因は、摂取カロリーが消費カロリーよりも多くなることにあります。しかし基礎代謝が多いということは、じっとしていても消費できるカロリーが多いということなので、ダイエットで痩せたい女性に有利に働くのです。

体重が減らないと嘆くよりも、その内訳こそが大事だということです。
逆に体重が減っていても、それが筋肉の減少による場合は、喜んでいられません。前述したように筋肉は基礎代謝の大きなウェイトを占めるので、筋肉の減少はダイエットに不利に働くからです。

このような体重の減少は、食べないダイエット、カロリー制限のダイエットでよく起こります。減っている内訳は、筋肉の減少ですから、やがて停滞期が訪れます。また我慢の連続でストレスがたまり、やがてドカ食いをすることになります。そうなるとリバウンドして、ダイエットに挫折し失敗してしまうのです。

体重が減らない原因は、遺伝子異常のこともある

体重が減らない理由には、食べ過ぎや運動不足、基礎代謝が少ないなど、いろいろあります。なかには遺伝子異常があって、なかなか痩せない人もいるかもしれません。

人の脂肪細胞には2種類あり、ひとつは蓄積を担当する白色脂肪細胞です。
もうひとつは燃焼を担当する褐色脂肪細胞がです。極論すれば白色は悪玉、褐色は善玉というわけです。

褐色脂肪細胞の働きとして、脂肪を燃焼するわけですが、自分勝手に行なっているわけではありません。脳からの自律神経による指令によって、活性化するようになっています。

具体的には、食事を摂るとDIT(食事誘導性体熱産生)が活発になります。
そうすると脳から交感神経の信号が送られて、褐色脂肪細胞が脂肪を燃焼します。食後に体が熱くなるのは、そのためです。これによって食べ過ぎた分は、熱で燃やしてカロリー調節をしているわけです。これは一定の体重を保とうとするホメオスタシス(恒常性)の働きといえます。体重が減らないという人にとっては、とても興味深い働きだと思います。なぜなら、運動しなくても脂肪が燃焼するからです。

ところが体重が減らないという人の中には、β3アドレナリン受容体に不具合がある人がいます。これは褐色脂肪細胞にあって、交感神経のシグナルを受け取るレセプター。この受容体を作る遺伝子に不具合があると、いくら交感神経からの信号が届いても、褐色脂肪細胞は気づきません。その結果、脂肪燃焼が滞って、太る原因になるのです。この肥満遺伝子があると、通常の人よりも200kcal分の脂肪を燃焼できなくなるといわれています。

そのほか、UCP(脱共役たんぱく質)に異常があることもあります。
通常、脂肪というのは運動することによって燃えますが、運動しないときでも燃焼したりします。たとえば、じっとしているときの空腹時や、睡眠中に成長ホルモンによって燃焼する場合ですね。UCPとは、運動しなくても脂肪燃焼できるようにするたんぱく質です。

このUCPに不具合があると、運動しないかぎり脂肪が燃えづらくなります。
この不具合があるだけで、通常よりも100kcalの脂肪が燃焼できなくなるといわれています。もしも二つの遺伝子に不具合があると、合計300kcalの脂肪燃焼が出来なくなる計算になります。なかなか体重が減らないという女性や、家族全員が肥満体という場合は、β3アドレナリン受容体とUCPの両方に不具合があるのかもしれません。

実際、病院での肥満治療では、まずこういった遺伝子レベルの不具合を調べて、脂肪燃焼できない分を、食事のカロリーからマイナスしているようです。

結局は生活習慣が、体重が減らない原因

そうはいっても肥満とかメタボリックシンドロームの問題は、最近になって出てきたことです。遺伝子異常は日本人の2割〜3割程度の人に存在するといわれています。けっこう多くの人に肥満遺伝子があるわけですね。そう考えると、日本人は太りやすい(脂肪を蓄積しやすい)民族といえそうです。

でも昔の人は、今ほど肥満ではなかったはずです。
肥満の問題は、食生活の欧米化に伴って増えてきた観があります。遺伝子異常というのは、すぐに発現するものではなく、ずっと昔からあるといわれています。それを考え合わせると、飽食、運動不足といった生活習慣の乱れにこそ、体重が減らない原因があるといえそうです。

つまり、たとえあなたに肥満遺伝子があったとしても、生活習慣を改善すれば、ダイエットで痩せれるということです。その分だけ筋肉をつけて基礎代謝を高めればよいのです。有酸素運動は脂肪を燃焼できるエクササイズなので、ダイエットには即効性があります。遺伝子異常があっても、運動と食事療法をミックスさせたダイエットによって、効率よく痩せていくことは十分に可能です。