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ストレスで太る人と痩せる人

ストレスで太るのでしょうか?
これは一概には言えず、ストレスで太る人もいれば、痩せる人もいます。

ダイエットの公式は、摂取カロリーを消費カロリーよりも少なくすることによって痩せていきます。ですからストレスによって食事量が増えれば太り、減れば痩せていきます。またストレスによって消化機能が低下しても、消化・吸収能力が落ちるために痩せていくでしょう。

脳にストレスが掛かる

ストレスで太るという人は、脳にストレスが掛かることによって、脳の奥深くにある大脳辺縁系が興奮します。これがストレスの大元です。この情報が視床下部に伝わって、ストレス対策として自律神経の変化や神経伝達物質の増減を起こすのです。自律神経系では交感神経が優位になります。

ストレスを受けると、神経伝達物質に変化が起こります
脳内のドーパミンは視床下部にある摂食中枢に働きかけて、食欲を起こします。いっぽうセロトニンという神経伝達物質は、満腹中枢に働きかけて、満腹感を覚えさせます。ですからストレスで太るという人は、脳内が興奮してしまって、ドーパミンが多く分泌されていると考えられます。

そのほかストレスによって、脳内にあるレプチンの受容体(レセプター)の働きが鈍っているのかもしれません。脂肪細胞に脂肪が蓄積してくると、それがレプチンという生理活性物質(サイトカイン)を作り出し、脳に信号を送ります。ふつうならレプチンによって、満腹中枢が刺激されて満腹感を覚えるのですが、それが機能しないとも考えられます。

レプチンには、脂肪細胞の分解や燃焼を促して代謝を促進させる働きもあります。ですからレプチンに抵抗性が生じてしまうと、基礎代謝量も落ちて痩せにくい体質になります。

ストレスと睡眠の関係

ストレスで太る原因として、睡眠の変化も挙げられます。
脳にストレスがかかると、どうしても眠りが浅くなります。これが日中の食欲に変化を起こすのです。

ストレスがかかったまま眠りにつくと、脳が深い睡眠に入っていけないことになります。そうなると、寝初めに多く出現するノンレム睡眠という、大脳の深い眠りを得られなくなります。このときは脳下垂体前葉から、成長ホルモン(HGH)が分泌され、脂肪を燃焼してくれています。ところがストレスによって浅い眠りになると成長ホルモンの分泌が減るので、脂肪の燃焼量が減少してしまうのです。これもストレスで太る原因となります。

ストレスがかかると、なかなか寝付けなかったり、不眠症になったりします。
とくに「また眠れないのでは?」という予期不安を持ってしまうと、深刻な精神生理性不眠に陥ります。これは完全主義で几帳面な女性に多いといわれています。とくにダイエットで極端な食事制限をしていると、オレキシンやノルアドレナリン、アドレナリンの分泌が活発になって、空腹感からなかなか寝付けないこともあるため注意が必要です。

このようにして睡眠不足になると、レプチン自体があまり分泌されなくなります。そうなると満腹中枢を刺激できず、摂食中枢が活発になります。その結果、食欲がわいてきて、たくさん食べ過ぎてしまうのです。これもストレスで太る理由となります。

ストレスとコルチゾール

そのほかストレスで太る女性は、慢性的にストレスを感じていることがあります。食事制限をして食べたいものを我慢している女性は、毎日感じ続けているのではないでしょうか?そうなると副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が分泌されてきます。これは内臓脂肪を増やすホルモンなので、お腹ぽっこりの原因となります。

コルチゾールのやっかいなところは、基礎代謝にとって大切な筋肉を分解してしまうところです。脳にブドウ糖を多く供給するために、筋肉をアミノ酸に異化して、それをブドウ糖に糖新生するのです。これはストレス対策であり、人間が生き延びていくために必要な機構といえます。

でもダイエッターにとって筋肉が減ることは、大打撃となります。
筋肉は基礎代謝の多くを占めているからです。このようにしてストレスを受け続けると、筋肉が内臓脂肪に置き換えられていって、基礎代謝が落ちてきます。その結果、ストレスで太る原因となるのです。

ストレスと胃腸の働き

そのほか人はストレスを受けると、腸脳相関によって、胃腸の調子が悪くなります。胃腸は、メンタルなものの影響をもっとも受けやすい臓器だからです。極度のストレスにさらされると、お腹を下したりしますが、それは自律神経経由で胃腸の働きが阻害されるからです。

ストレスとは交感神経の範ちゅうです。
いっぽう胃腸の消化・吸収作用は、副交感神経の作用です。ですからストレスがかかると、どうしても胃腸の働きが阻害されてしまうのです。その結果、便秘になったり、大腸にガスがたまって、それが大腸壁から再吸収されたりします。毒素が全身をまわると、脂肪の燃焼効率が低下したり、肌荒れ、口臭、むくみ、しみ、しわ、たるみの原因となります。美容を考える女性にとっては、ストレスは大敵なわけですね。

女性はホルモン分泌の影響も受ける

ストレスで太るといっても、女性の場合は、ホルモンの変動の影響を強く受けます。排卵から生理が終わるまでは、黄体ホルモン(プロゲステロン)が多く分泌されます。

プロゲステロンには、体内に水分を溜め込むという特質があるため、この時期は2キロ前後の体重増加は普通に起こります。ただし、これはむくみであり、脂肪が増えたわけではないので、いずれ体重は元にもどります。この時期は、むくみから冷え性につながったり、脂肪燃焼効率が低下します。

問題はプロゲステロンが分泌されているときというのは、精神的に不安定な時期で、ストレスを受けやすいということ。食欲も亢進しやすいので、脂肪がたまりやすくなるといえます。女性がダイエットで気をつけるべき時期とは、この黄体ホルモンの分泌が活発な時期といえます。

いっぽう生理が終わってから排卵日までの2週間は、卵胞ホルモン(エストロゲン)が多く分泌される時期。エストロゲンには水分や老廃物を排出するという働きがあります。そのため、むくみも解消され、痩せやすい時期といえます。エストロゲンには、脂肪燃焼を促進する作用もあります。

エストロゲンは抗ストレスホルモンであり、このホルモンが優位の時期は、精神的に安定し、ストレスにも強くなります。ですから、ストレスで太るということも少ないわけです。気持ちが安定して、集中力が増すので習い事や勉強、仕事、家事、育児の効率もアップします。更年期になると脂肪がつきやすくなるのは、閉経によってエストロゲンの分泌量が減るからだといわれています。

ストレスで太る場合の対処法とは?

ストレスで太る原因は、上で述べてきたようにさまざまです。
そこでダイエットにおける対策法を列挙してみます。

  • ストレス解消に努める
  • 筋肉をつける(筋トレ)
  • 栄養バランスを取る
  • 睡眠を十分に取る
  • イヤイヤ食品を摂る
  • 大豆イソフラボンを摂る

ストレスで太るのですから、大元のストレスを解消すれば肥満になる危険は減少します。ストレス解消法は人それぞれです。おしゃべりがいいという人もいれば、買い物がいいという人もいるでしょう。そのほか料理や趣味、テレビ、音楽鑑賞、エクササイズなど様々です。

ストレスで太る場合の対策として、意識的に筋肉を鍛えることをオススメします。なぜなら慢性的にストレスがかかると、コルチゾールが分泌されてきて、筋肉を分解してしまうからです。それを阻止するために、筋肉に刺激を与え、むしろ増やしていこうというわけです。筋肉が落ちると基礎代謝も落ちますから、この対策はダイエットで痩せたい女性にとって重要です。

ストレスで太ることを阻止するために、栄養バランスを摂ることも大切です。
脂肪の燃焼にはビタミンやミネラルなどが関わっています。ストレスが加わると体内環境が悪化しますので、そういうときこそ栄養バランスの取れた食事が大切になってくるとはいえないでしょうか?

これは睡眠でもいえます。ストレスが強くなると、どうしても眠れなくなったり(不眠症)、眠りが浅くなったりしがちになります。意識的に早めに寝るなどの工夫が必要です。そのほか昼の3時までの居眠り(昼寝)は、ストレス解消と大脳の休息に役立ちます。

イヤイヤ食品を摂ることも、ストレス対策には役立ちます。
イヤイヤ食品とは、すっぱいものや辛いもの、苦いものなど、それだけを大量に食べることはできない食材です。梅干やレモン、ゴーヤー、わさび、にんにくなどがありますね。

このようなイヤイヤ食品を食べれば、早く体外に排泄しようと働きます。
これを副交感神経反射といいます。排泄は副交感神経の働きですから、交感神経優位に傾いていた体内が正常に戻るというわけです。

大豆イソフラボンは、エストロゲン様作用を持っています
つまり女性ホルモンのエストロゲンのような働きをしてくれるのです。エストロゲンは抗ストレスホルモンとして、女性のストレスを和らげてくれます。大豆や納豆を積極的に摂って、ストレスで太ることのないように対策を取っていきましょう。スマートにいきたい人は納豆ではなく、ダイエットサプリメントでイソフラボンを摂ってもよいと思います。